あの子の細胞すべてが愛されるため何故かできている【Milky Landだよね@大阪】
えび座のチケットはご用意されませんでした~~~!!!!!
まじ?これからの下半期におそらく人生で一番の修羅場むかえるってのにどうやって生きればいいの?河合くんに会う目途が立たないなんてそんな人生ある~?どんだけ~~~???
このままめっきり傷心モードで学会をはしごするかと思われた平成最後の夏、なんと救いの手はまだ差し伸べられていました。渡辺美優紀、芸能界復帰後初のライブチケットです。
ついに女性アイドルの現場にデビューしてきました。
どこにでもいそうな23歳女子が、初めてみるきーに会いに行った話をするよ!
さやみる世代ドストライクなので、ことあるごとに理想の女の子は「みるきー」だと公言してきました。ナギイチでNMBを知り、HA!のshort PVに心動かされ、N3rd初日も動画で見た10代。生まれ変われるならみるきーになりたい。すらりと伸びた長い手足で思うがまま踊ってみたいし、甘く愛嬌のあるお顔でパステルカラーの服を着こなしてみたい。今ならやり直せるかもしれない、と浅はかに考えながらダイエットに励んだ。
しかし10代、目測を誤ってしまう。いつまでも憧れのみるきーはいると勘違いしていたのでした。今お金ないし大阪も東京も遠いな~就職したら会いにいこ~なんて漠然とのんきに息をしているうちに、なんとびっくりNMB卒業して芸能界引退すらしちゃったよ。
アイドルは いつ何故辞めるか 分からない。
突然目の前から消えてしまったらもう川柳読むしかできねーよ。
残された写真や動画を見て「白くて華奢なスタイルまじうらやま…くれ……」と憧れを拗らせ募らせ、しかも本業(?)のジャニーズの方で次の現場がない~酸素がない~とあえいでいたところに復帰の知らせが来たらそりゃ脊髄反射でチケットとるよね!光の速さでFCに入会したよ!
オールスタンディングのライブにいったことがないから
「スタンディング ライブ 初心者」
「スタンディング ドリンク代」
「スタンディング 整理番号 とは」
とかがスマホの検索履歴に並ぶわけ。
荷物どうしよう、グッズ列ってどれくらい並ぶんだろう、つーか大阪の駅が分からなすぎて街全体がダンジョンか?脱出ゲームしに来たわけじゃないんじゃあ(千鳥)とJR・大阪メトロに言いがかりをつけるほどド緊張しながらなんばハッチへ。
結論から言うと、めちゃくちゃ楽しかったです。
生誕委員の方がこなれた様子で口上を読み上げるのを見て*1今まさに新しい文化に触れてるうううと感動したり、普段は叫ばないコールも慣れないなりに思い切ったりと、行きなれている現場とは違う新鮮さを味わえたのももちろん要因の一つではあるのだけど
本物のみるきーは輝きがすごいの(語彙力)
赤いカーテンが引かれた途端、圧倒的な存在感と眩さに言葉を失ったもの。同行した女の子と目配せしながら
「みるきー、かわいい、、、」
とただただペンライトを機械的に振る事しかできなかった。
スポットライトを浴びる人ってあたかも発光しているように見えるんですけど、美優紀ちゃんもまさにそう。頭の先からつま先まで全てが白く輝いていた。
丁寧に縫いつけられたドレスのスパンコールにみるきー負けてない。むしろ彼女の輝きを力強く後押しするくらい。普通の人間がこの衣装を着たら絶対負けてしまうだろうに、一針一針にこめられた愛ときらめきを「これがあたしなの」と完全に着こなしていた。童話に登場するお姫様みたく、女の子の憧れをぎゅっと集めて形にしたものが渡辺美優紀なんだと実感した。
しかもかわいいだけじゃなくて、パフォーマンスが超絶かっこいい。もうどんだけ~~!!!
小さい画面で見ていた頃から思っていたけど、機材を通さない彼女の動きがめっっちゃしなやかなの。しなやかすぎて、でっかい機材で撮影しても速度分解できないのやばくないですか?カメラじゃなくて人間の目を持っていて良かったって初めて感謝したもん。人間に産まれて良かった。
特に「Perfect Girl」は生きとし生けるもの全てに見てもらいたいくらい。この曲でみるきーがただかわいいだけの女の子じゃないと証明できる気がする。
プロのダンサーを従えながら、彼女たちに劣らぬ身のこなしで次のように歌います。
「私の細胞すべてが 愛されるため何故かできている」
「だって仕方がない 'cause I'm just Perfect Girl」
説得力の圧がすごいんじゃ~~~!(二度目の千鳥)
天性のアイドルってこういうことを差すんだろうな。
夢見ていた女の子は、その予想をはるかに超える神々しさをまといながら目の前に現れた。人間、綺麗で洗練されたものを目にすると気分が高揚する。その感覚はまさに中毒。リアルタイムで追えなかった10代を取り返すように、今度は本物の彼女を瞳に映していくんだろうなという予感がする秋のはじまりでした。
*1:メモ帳にあらかじめ原稿を用意しておくんですね。アーティストとファンの信頼関係が厚くてびっくりした。